認知症や精神障害、知的障害などで判断能力が十分でない人は
自分一人で日常生活を送ることや、財産を管理したり、
さまざまな契約などを自己判断で行うことが難しくなります。
そのような人を保護し、サポートする制度が『成年後見制度』です。
一般的に以下のようなメリットとデメリットが挙げられています。
メリット | デメリット |
後見人が本人の代理として第三者に対し 様々な事が出来る
・財産の管理 ・他者による財産の使い込み防止 ・介護施設等との契約 ・遺産分割協議など法的な手続き
など |
□ 専門職(弁護士等)の後見人又は後見監督人に対して、 後見が終了する時まで一定の報酬がかかる
□ 相続税対策や投資運用は家庭裁判所の許可が下りない
□ 後見事務(家庭裁判所への報告)が負担となる
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成年後見制度の利用をお考えの場合は、
まずは後見人の職務についての理解を深める事から始めてみると
良いかもしれません。
2022年 1月 4日 | 小川雅史コラム
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