通常、人が亡くなれば故人の関係者により葬儀を行い、火葬したのちに何らかの形で供養を行い、故人を偲ぶかと思います。
では、身寄りのない方が亡くなった場合はどうでしょう。
名古屋市では、まず遺体を冷凍保存します。
そして相続人や甥、姪を調査する事から始めます。
関係者が見つかったら、相続の発生と今後についてお伺いする手紙を出し、
相手方からの返事を待ちます。
相手方が葬儀、その後の手続きを行う意思があれば、
遺体や身の回りの品を引き渡し、市の手続きは終了です。
しかし、いくら探しても関係者が見つからない場合、
見つかっても相手方からの連絡が無かった場合、
引き受けを拒否された場合はどうなるでしょう?
市は、勝手に火葬する事はできません。
冷凍保存されたまま、一ヶ月待っても何も連絡が無かった場合、関係者から拒否された場合は市が火葬します。
そして引受人のいないお骨は、そのまま市で10年間管理し、その後は合同墓地で供養されるそうです。
亡くなった後、市によって供養して貰えるのであれば、身寄りのない方も安心されるのではないでしょうか。
2016年 1月 29日 | 相続
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