住宅ローン完済後も、抵当権を抹消せずに放置した場合に起きるかもしれない
様々な事例について解説していきます。
3)相続が発生した時に影響がある
抵当権がついたままの不動産所有者に相続が発生した場合、相続人が手続きを行う事になります。
ローンを完済した事実を相続人が知らなかった場合、金融機関に完済の事実を
問い合わせる事から始めなくてはなりません。
また、一度所有者に渡った抹消書類は再発行出来ないものもあり、相続人にとって
手続きも、かかる費用も、負担増となるかもしれません。
4)予期せぬトラブルがある
いざ、抵当権抹消登記をしようと思った時に書類が無い
書類を受け取ってから時間が経ち、金融機関の名前が変わってしまった
いつかやろうと思っているうちに、自身では予期せぬトラブルに見舞われるものです。
書類の再発行に費用がかかる場合や、そもそも再発行が出来ない書類もあります。
問い合わせたくとも、最寄りの支店が廃止になり、窓口も分からなくなってしまった、
なんて事もあります。
抵当権抹消登記を行わなかった場合に起きるかもしれない事例を4つご紹介しました。
抵当権抹消登記に期限はありません。
しかしながら、放置する事で誰かがどこかで困るかもしれない、という事があります。
手続きはお早めに、専門家に相談する事で解決するかもしれません。
前回の記事 →「抵当権抹消登記を行わなかった場合に起きること①」
当職にご依頼頂いた場合の費用や必要書類はこちら
こちらも参考に
これまで不動産登記に携わってきた中で感じた事などをコラムや注意書きとしてまとめています。
小川雅史コラム 不動産カテゴリ
2021年 10月 4日 | 不動産
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